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2012年6月23日土曜日

ホトトギス

例年5月下旬ころから、夜が明ける前から「キョッキョッ キョキョキョキョ」とホトトギスが鳴く声で、たろしろは早朝に目覚めさせられることが多かったのであるが、私の家の裏側に広がっていた広大な未造成の土地が、ここ5年ほどで宅地化されてからは、めっきりホトトギスの鳴き声が少なくなってしまった。

ここ一週間ほどホトトギスの鳴き声を聞いていない。



以前は毎朝うるさいほど聞かれたものである。

しかし、ホトトギスの鳴き声が聞かれなくなると、なにか寂しい気がする。

また、ウグイスの鳴き声も減ってしまった。

ウグイスの鳴き声の減少とホトトギスの鳴き声の減少には、因果関係がある。それは、ホトトギスがウグイスなどに托卵する習性を持つからである。

商業主義に押され、自然が破壊されていくのは嘆かわしい限りである。これら自然の破壊は、いづれ人間に戻ってくるのであろう。

ホトトギスの鳴き声を収録した You Tube 動画を下記に示す。

ホトトギスは、杜鵑、時鳥、子規、不如帰、杜宇、蜀魂、田鵑など、漢字表記や異名が多い。 正岡子規の雅号子規はこのホトトギスの異称からきており、結核を病み喀血した自分自身を、血を吐くまで鳴くと言われるホトトギスに喩えたものである。 正岡子規と言えば、誰もが一度は耳にしたことがある 「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」 の句が有名である。 また、ホトトギスを詠んだ川柳として三人の天下人の性格を表す句が有名である。 「なかぬなら殺してしまへ時鳥 織田右府」(織田信長) この句は、織田信長の短気さと気難しさを表現している。 「鳴かずともなかして見せふ杜鵑 豊太閤」(豊臣秀吉) この句は、豊臣秀吉の好奇心旺盛なひとたらしぶりを表現している。 「なかぬなら鳴まで待よ郭公 大權現様」(徳川家康) この句は、徳川家康の忍耐強さを表している。

1 件のコメント:

  1. セブンティ元気6/24/2012

    「テッペンカケタカ」と聞こえるホトトギスの声久しぶりに聞きました。
    地域の開発で小鳥の声が少なくなって寂しいですね。
    地震は勿論、竜巻、大雨と、自然破壊に天が怒っているように思われます。

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