先日、当ブログからリンクを張っています写真句集「風の色」を読んでいますと次の記述が目にとまった。”老いらくの恋をいやらしいと思っていた若者が老いてきて思います。なんの打算も独占欲もなく素敵な人を恋する、そんな老いらくの恋こそ本物の恋かもしれないと・・・。”
そこで、老いらくの恋の語源を調べてみると、昭和23年(1948)、68歳の歌人川田順が弟子と恋愛、家出し、「墓場に近き老いらくの、恋は怖るる何ものもなし」と詠んだことから生まれた語。であるとの事。
たろしろは懐かしい大学時代の写真をみながら、老いらくの恋をしていることに気付いた。ここで仮に M さんと 呼ぼう。このMさんは大学時代の同学年でたろしろがかよっていた大学とは別の大学に在学していた。
このMさんとは大学時代に京都苔寺、竹の寺等を散策した思い出がある。この思い出はおよそ50年程前のものである。
その後、Mさんは結婚され幸せな家庭を築かれたものと推察される。
半世紀程前の思い出に浸りながら、老いらくの恋をしているたろしろであります。
ここで万葉集から・・・
天地(アメツチ)の、至極のうらに、吾がごとく、君に恋ふらん、人さねあらじ
この万葉集の歌はたろしろの記憶によるものでありますからまちがいがあるかもしれません。念のため・・
追記(6月17日)
この万葉集の歌は、ある人の指摘を受け、その後の調べで下記の事が判明した。
狭野弟上娘子(さののおとがみおとめ)の歌
万葉集第15巻3750番
天地の 底ひの裏に 我がごとく 君に恋ふらむ 人はさねあらじ
たろしろさんの時空を超えた思いすてきですね。
返信削除年をとっても、みずみずしい情感を大切にしたいものです。
セブンティ元気さん
削除コメントありがとうございます。
身体の水分はなくなりましたが・・・